出典:UnsplashのKelsey Knightが撮影した写真
毎年、ボジョレー・ヌーボーを楽しみにしている方もいるのではないでしょうか?
筆者もその一人です。
2022年は、価格が高騰しているとのこと。
また、解禁日の11月第3木曜日に間に合わない可能性も出てきています。
ボジョレー・ヌーボーは、赤ワインの渋みが苦手という方に渋みが少なく、飲み口が軽いタイプなのでおすすめですね。
その反面、ワイン通の方には、物足りなくて敬遠される傾向にあります。
好みがはっきり分かれやすいボジョレー・ヌーボー。
どうして、価格が高騰し、解禁日に遅れが出る模様なのでしょうか。
2022年ボジョレー・ヌーボーは価格が高騰の理由は?
2022年のボジョレー・ヌーボーは、例年の2倍近くの価格になり、かなり高騰しています。
前年までは1本3,000円も出せば購入できていたものが、1本4,000円〜5,000円になってしまっています。
さすがにこれでは、年に1度の楽しみとしてボジョレー・ヌーボーを待っていた人でも、今回は見送ろうかな?と思ってしまうかも知れませんね。
この価格の高騰の理由は一体何なのでしょうか?
価格高騰の原因
・昨今の世界情勢の悪化による空路の迂回
・燃料費の高騰
・生産本数の減少
主な理由は上記。
中でも、某国同士の衝突が影響しています。
両国の問題により、通常の空路を利用できず、かなり迂回しなければならなくなりました。
迂回することにより、通常より余分な燃料費がかかるのです。
燃料自体も両国の問題で高騰。
高騰した燃料費も必然的にワインの価格に反映されるので、高騰してしまったのです。
そして、今年は天候不順により、7月はあまり雨が降らず、ぶどうの収穫量が少なくなる見込みで、生産本数が例年よりも減少する見通し。
ワインが少ない上に、輸送コストが跳ね上がるのですから、ワイン1本の価格を考えると、今回の高騰は致し方ないということです。
2022年ボジョレー・ヌーボーが解禁日に間に合わない?
筆者が勤務する店舗では、商品が解禁日に間に合わないかも知れない、ということをご予約のお客様に了承をいただいています。
先ほど触れましたが、昨今の某国間の紛争問題で、通常の空路を飛行出来ず、遠回りしなければならないという事態が起きているということにあります。
状況は日々変わっていくので、解禁日に商品が届くかどうか微妙な状況なのです。
中には、船便に切り替えたところもあると耳にします。
このような事情で、解禁日に商品が間に合わないかも、という話が出ています。
また、某小売店では販売を中止したところもありますし、未だに販売するかどうかわからない状況のところもあります。
販売中止の決断をした小売店によれば、例年に比べ、価格を1,000円以上、中には2倍の価格まで引き上げなければいということで、お客様の立場に立った時、それは出来ないと判断し、販売自体を見送る結果となりました。
そんな中、サントリーやサッポロは、解禁日に発売というこを決定。
一時、サントリーも価格を1,000円以上あげなくてはならない状況に、販売するか否か迷ったそうですが、毎年、楽しみに待っているお客様のためにも販売を決定したとのこと。
サントリーはアイテムを絞り、例年通りジョルジュ・デュブッフ氏が手がけたボジョレー・ヌーボーを販売します。
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2022年ボジョレー・ヌーボーの価格が高騰、解禁日も遅れる可能性ありのまとめ
ボジョレー・ヌーボーの価格が例年の2倍になっているものもあり、驚きましたが、その背景を知ると納得でしたね。
何れにしても、無事にボジョレー・ヌーボーの解禁を迎えることができればと思います。
それから、ボジョレー・ヌーボー解禁の時期が近付くと、今年の出来はどうなのか?という話題になりますね。
2022年は、このままいくと、ぶどうの収穫量が少なくなるという予想。
生産数も少なくなるという情報が出ています。
一方で、ぶどうの収穫が少ない分、普通のボジョレー・ヌーボーに使用するぶどうに少し格上のヴィラージュに使用するぶどうを一緒に使用される可能性が高いという話。
今年は普通のボジョレー・ヌーボーでも、少し味わいの深い美味しいワインを堪能できそうですね。
生産量が少ないと言われていますので、気になる方はご予約されることをおすすめします。
どんなボジョレー・ヌーボーに仕上がるのか、解禁が待ち遠しいですね。