ボジョレーヌーボー

ボジョレーヌーボーの造り方やおいしい飲み方、料理について

出典:UnsplashMaja Petricが撮影した写真

一年に一度販売される、ボジョレー・ヌーボー。

毎年11月の第三木曜日午前0時に解禁、販売されます。

ボジョレーヌーボーは通常の赤わい人に比べ、渋みが少なく、フレッシュでフルーティー。

飲み口も軽いので、赤ワインの渋みが苦手な方におすすめといえます。

今回は、ボジョレーヌーボーをご紹介いたします。

ボジョレーヌーボーの解禁日はどうして11月の第三木曜日なのか?

まず、ボジョレーヌーボーの解禁日がどのように決まったのか、ご存知でしょうか?

もともとヌーボーは、その年にできたぶどうの良し悪しを確認するための試飲用ワインでした。

摘んだぶどうを1ヶ月足らずという短い期間発酵させただけだったので、とてもフレッシュで口当たりの良いワインができました。

その美味しさが評判を呼び、発酵期間もままならないうちに売り出すという、粗悪なワインも売られるように。

政府は、ワインの品質低下を阻止する為に、11月15日までは、新種を販売してはいけない、と法律で定めました。

ただ、解禁日が日曜になることもあり、お店が休業となり、売上が上がらないという声が。

そこで、現在のように1984年から11月の第三木曜日の午前0時に解禁に決定したのでした。

ボジョレーヌーボーの造り方

ヌーボーは、通常のワインを造る工程と少し違います。

通常は、収穫し、選別したぶどうを潰すのですが、ヌーボーの場合は、潰しません。

ぶどうを潰さず、房のまま密閉タンクへ入れます

タンクに入れられたぶどうは、重みで自然に潰れます。

やがて、ぶどうが潰れ、出てきた果汁とぶどうが持っている天然酵母で二酸化炭素が発生。

ガスが発生することでぶどうの細胞内発酵を促し、赤い色素が摘出されるので、2日から3日このままにしておきます。

このような方法を“マセラシオン・カルボニック”といいます。

色素が摘出されたら果汁を取り出した後、プレス(圧搾)。

余分な皮や種などを取り除き、取り出しておいた果汁をタンクに戻し、発酵させて造ります。

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ボジョレーヌーボーのおいしい飲み方と料理

ボジョレーヌーボーは、早飲みタイプのワインです。

また、フレッシュ感を楽しんでもらうというワインなので、できるだけ2ヶ月以内に飲むことをおすすめします。

では、ボジョレーヌーボーのおいしい飲み方や料理をご紹介いたしましょう。

ボジョレーヌーボーのおいしい飲み方

通常、赤ワインを冷やすことは、渋みが強調される傾向がある為、おすすめされないのですが、ボジョレーヌーボーは、フレッシュで軽い口辺りなので、冷やした方が美味しくいただけます。

目安は、冷蔵庫で約1時間ほど冷やします。

適温は12℃。

冷蔵庫の中でも冷えすぎない野菜室で冷やすことをおすすめします。

ボジョレーヌーボーにおすすめの料理

ボジョレーヌーボーは、軽い口当たりなので、肉料理というよりも、魚や鶏料理がおすすめ。

トマト系の煮込み料理にもボジョレーヌーボーのフレッシュな味わいとトマトの酸味がよく合い、美味しくいただけます。

また、ワインといえばチーズですね。

チーズと合わせるなら、カマンベールチーズがおすすめです。

ボジョレーヌーボーの造り方やおいしいの味方、料理についてのまとめ

赤ワインといえば、タンニンの渋みや熟成されて濃厚なものというイメージが強いですから、ボジョレーヌーボー のようなフレッシュでフルーティーな赤ワインは、人々にとって新鮮なものだったんでしょうね。

実際に、赤ワインの渋みが苦手で、ワインは飲まないという方が多いと思いますので、そんな方達にこそボジョレーヌーボーを味わっていただきたいと思います。

きっと、赤ワインの印象が変わることでしょう。

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