出典:UnsplashのJos Speetjensが撮影した写真
一年に一度販売される“ボジョレー・ヌーボー”。
毎年、11月の第三木曜日午前0時に解禁されますね。
ところで、あなたはボジョレー・ヌーボーとボジョレーは違うこともご存知ですか?
ボジョレーといえば、ボジョレー・ヌーボーだと思っている方が、意外と多いんですね。
そこで今回は、ボジョレー・ヌーボーとボジョレーの違いについてご紹介いたします。
ボジョレーヌーボーとは?
簡単に説明すると
ワインの新酒
です。
“ヌーボー”は“新しい”を意味するのでここでは“新酒”ということになります。
通常、ワインは、様々な工程を経て造るため、数ヶ月はかかります。
ですが、ぶどうの収穫からわずか2ヶ月足らず出荷されます。
このことから、ボジョレーヌーボーの飲み口はとても軽く、赤ワインの特徴であるタンニンの渋みも少ないフルーティーでフレッシュ仕上がりとなります。
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ボジョレーとは?
ボジョレーとは、フランスのブルゴーニュにある地区の名前です。
ここで作られた赤ワインがボジョレーと呼ばれます。
ラベル(=エチケット)を見るとボジョレーと書かれていることも確認できます。
また、この地区では“ガメイ”という黒ぶどうを使用。
よって、ボジョレーもボジョレー・ヌーボーもガメイで造られます。
年末や年明けにかけてボジョレー・ヌーボーをお買い求めに来店されるお客様が、必ず数名いらっしゃいます。
しかしながら、その頃にはまず完売していて、在庫のない店舗がほとんど。
そんな中、もし
「ボジョレーある?」
と、訪ねたなら、ガメイ種で造られた赤ワインのボジョレーを案内されることになります。
もちろん、ボジョレーは、ヌーボーと違い、通常の赤ワインの製造工程と同じなので、味わいは、全く違います。
ガメイ種の特徴
果実は大粒で、渋みの少ないフルーティーなワインに仕上がります
ボジョレーヌーボーとボジョレーの違いについてのまとめ
ボジョレーといえば、ボジョレー・ヌーボー のことだと思っていた方も多かったのではないでしょうか。
簡単に説明すると...
・ボジョレー・・・いわゆる赤ワイン
・ボジョレー・ヌーボー・・・年に一度出回る新酒の赤ワイン
です。
赤ワインがお好きな方には、タンニンがしっかりとし、熟成された赤ワインが好まれる傾向なので、ボジョレー・ヌーボー の評判はイマイチです。
ですが、赤ワインの渋みが苦手という方には、飲みやすいので、おすすめです。
また、ボジョレー・ヌーボーとボジョレーを飲み比べても面白いかもしれませんね。